アヌさん作品集準備中#１

来春のアヌ・トゥオミネン個展に合わせて刊行予定の作品集。今回ブックデザインをお願いしたswitch pointの本郷さんと、昨日第1回目の打ち合わせを行いました。悩みどころは数百枚もある写真のセレクション。どれも素敵で省いてしまうには惜しすぎる…。ということで、最初の予定よりもページ数を増やすことにしました。それでも漏れてしまう写真が出てきてしまいますが、そちらはいずれ第2集にて（多分）。

と、打ち合わせも終わり一件落着したところ、アヌさんからメール添付で追加の写真がっ！結局ぎりぎり最後まで写真の選択に悩まされることになりそうです。

アヌさんから届いた写真の1枚。白い手袋の指先を解いて丸め雪玉に見立てた「降雪」という作品。旦那のユッカさんの家の庭にある、かわいい鳥の餌台の上に置かれています。メールには、フィンランドではそろそろ雪が降り始めた、と書かれていました。

おまけショット。こちらが旦那のユッカさん。街で買い込んだ食材や薪（それに恐らく大量のアルコール飲料）を積んで、島の別荘に渡るの図。

アヌさん便り：Go back to the nature!

来年4月開催のアヌ・トゥオミネンの個展に合わせ小冊子の発行を予定していますが、本日そちらの冊子用の写真データがアヌさんより届きました。早速PCで読み込むと、2枚のCDには何と400枚近くの写真がっ！そもそも今回の冊子は、石や小枝といった自然の素材を良く使うアヌさんの作品を自然の中で展示したらどう見えるか、というのが発端だったのですが、そのためにアヌさんは、自分の作品を森や湖、海岸へと連れ出し素敵な写真を沢山撮ってくれたのです（感激！）。さて、これらの写真をいかに選びレイアウトするか…悩ましいところでもあります。

届いた写真を一枚だけこっそり紹介。ナナカマドの木にぶら下げられた靴の作品。やっぱりギャラリーの展示とは違って更に活き活きとして見えます。

ところで明日より海外からのコレクターさんの作品ビューイングに立ち合うために大阪に出張します。その後週末は、大学以来の友人に誘われ長野で開催される Peaceful Garden という野外フェスへ。何だかとてもユルそうなフェスですが、湖畔のキャンプ場にテントを張って泊まるのが楽しみです。roomの方は27日（月）まで休廊させて頂きますので悪しからずご了承下さい。

アヌさん便り：ゲントの展覧会

アヌさんから先週末ゲントで始まった 'Rewind, Play/Forward' の展示スナップが届きました。会場の Verzamenld Werk は、その昔メーテルリンクが住んでいたという古い邸宅を改装したアートスペースで、年季の入った台所や家具がアヌさんの作品を一層引き立たせています。会期は6月5日までで、またこのギャラリーには宿泊施設も併設されているそうですので、近々ベルギー方面に旅行を予定されている方はぜひ立ち寄ってみて下さい。

おまけの写真。昨年ミセスでも紹介されたアヌさんの別荘の冬景色。ちなみに夏場の写真はこちら。写真右下の方、すっかり凍った湖の上を歩いているのはユッカさん。

アヌ・トゥオミネン紹介記事

現在発売中の季刊「銀花」にて、アヌ・トゥオミネンの紹介記事が掲載されています。掲載されているのは「手編み、七つの魔法」という編み物を特集した記事の中で、4ページにわたって昨年のレクリーエション展にて展示した作品が、彼女の作品作りのコンセプトと共に紹介されています。ところで「銀花」といえば手仕事や工芸を趣味とする人にとって長年バイブル的な雑誌として親しまれてきましたが、残念な事にこの第161号をもって休刊となってしまうそうです。僕も昔「漆」の特集の際にベトナムの漆絵の記事を書かせて頂いたことがあるので大変惜しみ深く思われます。

一方先週末にタリンでの個展を終えたアヌさんはゲントへ移動し、明日より始まる3人展「Rewind, Play/Forward」に参加します。その後も秋までエストニア、デンマーク、フィンランド他での展覧会がぎっしり入っていますが、アヌさんのことですので、決して忙しさに追われる事なく、いつもの地に足が着いた感じで一つ一つの展覧会を丁寧にこなしていくことと思います。アヌさんのサイトに展覧会スケジュールも掲載されていますので、もし旅行のご予定と上手く重なるものがありましたらぜひ足を伸ばして見に行ってください。

アヌ・トゥオミネン個展 in タリン

アヌ・トゥオミネンの個展が、エストニアの首都タリンにて始まりました。

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■ Anu Tuominen "Igijää"

会 場：Tallinn Art Hall Gallery, Estonia

会 期：2010年2月5日ー21日

詳 細：http://www.kunstihoone.ee/index.php?mode=pl_kunstihoone_yritused&yid=378&lang=eng&club=1&page=7

アヌさん便り：森小屋より

アヌ・トゥオミネン個展「レクリエーション」、お陰さまにて盛況のうちに先週末をもって終了致しました。ご来場頂いた皆さまに改めてお礼申し上げます。さてアヌさんと言えば、ラップランド大学での展示も無事始まったようで、その後ユッカさんと滞在した森小屋の写真が届きました。小屋の外には、先月の来日前にはまだ降ってなかったという雪が積もってすっかり冬景色。小屋の近くで野生のトナカイも目撃したそうです。

一方東京では、次の展覧会のアーティストカロリーナが本日ヴェネチアより到着しました。旦那のアウグストと娘のローラちゃんも一緒で、皆初めての日本に興味津々な様子。明日から展示作業に入ります。

「コレクションブック」

ピエ・ブックスから刊行された「コレクションブック」が本日届きました。この本は、料理研究家やスタイリストほか様々な業界で活躍する20名の方々が個人的に蒐集しているモノを紹介したもので、Art-U roomではアヌ・トゥオミネンさんのコーディネートをさせて頂きました。アヌさんの場合、純然たるコレクションというよりも作品作りに用いる素材集めという要素が強いのですが、それでもきちんと分類されうずたかく積み上げられた漏斗やエッグスタンドを見ていると、ひょっとしてアヌさんは素材集めにも作品作りと同じ位の楽しみを見出しているのではないかと思えてきます。その他にも曽我部美加さんの「かご」から谷川俊太郎さんの「ラジオ」まで、そのモノを集めることになった経緯を交えて楽しく紹介されています。本屋さんで見掛けたらぜひ手に取ってみてください。

アヌ・トゥオミネンのサイト公開

アヌさんファンに嬉しいお知らせ。今春より準備中と聞いていたアヌ・トゥオミネンのウェブサイトがついに公開されました。アドレスはこちら。www.anutuominen.fi

'Works' のページでは、現在200枚近くの画像が閲覧できるようになっていて、作品以外にもこれまでの展覧会の展示風景や彼女のスタジオの写真も含まれています。

ところでアヌさんはお隣スウェーデンでのグループ展のオープニングから戻ったところで、現在は「ミセス」でも紹介されていた湖水地方の別荘に滞在中とのこと。今週末にはフィンランド国内で彼女が参加する二つのグループ展が始まるそうです。

アヌ・トゥオミネン紹介記事

現在発売中の「ミセス」7月号のフィンランド特集にてアヌ・トゥオミネンが紹介されました。取材はアヌさんの大ファンで、昨年の個展「森の住人」の際にもお越し頂いたイラストレーターの山本祐布子さん。アヌさんとパートナーのユッカさんが休暇を過ごすヘルシンキ郊外の湖に浮かぶ小島の別荘に二人を訪ね、一緒に過ごした一日の模様が作品と共に紹介されています。質素ながら充実した小島での暮し、アヌさんの作品がこうした環境の中から生まれてくると知ると、彼女の作品が増々魅力的に見えてくるでしょう。11月に予定しているroomでの個展もぜひ楽しみにお待ちください。

アヌ・トゥオミネン個展 in ヘルシンキ

フィンランドのアーティスト、アヌ・トゥオミネンの個展が、地元ヘルシンキの現代美術ギャラリーgalerie anhavaにて開催されます。今回の展覧会では、色鉛筆を削ったり糸を編んだりしたお馴染みの作品以外に、木製のデッサン人形を用いた新しい展開の作品も展示されるとのことです。会期中フィンランドに行く予定のある方はぜひ代わりに見て来てください。

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■ Anu Tuominen 個展

会 場：galerie anhava  Mannerheiminaukio 3, Helsinki, Finland

会 期：2009年3月12日ー4月5日

また、ピエ・ブックスより6月出版予定の書籍でも、アヌさんの作品やアトリエの様子が紹介される予定です。発売日等決まりましたら改めてブログにてご案内しますのでどうぞお楽しみに！