ピナリー・サンピタック個展＠バンコク

今月19日よりバンコクの100 Tonson Galleryにて、ピナリー・サンピタックの個展 'Breasts and Clouds' が開催されます。今回展示されるのは、タイトルが示す通り「乳房」と「雲」をイメージした大型の新作ペインティング10余点。また、これらのペインティングから受ける印象から、似合った歌や楽曲を友人知人に選んでもらい、会場にて視聴できるようになっています。ちなみに僕も１曲、学生時代より愛聴しているコクトー・ツインズの 'Sea, Swallow Me'という曲を選ばせて頂きました。夏休みにバンコクにお出掛けの予定のある方はぜひ立ち寄ってみてください。

■ Pinaree Sanpitak: Breast and Clouds
会　期：2007年7月19日〜8月19日
会　場：100 Tonson Gallery - 100 Tonson, Ploenchit Rd., Lumpini, Pathumwan, Bangkok
詳　細：http://www.100tonsongallery.com/

Pink Bras Alert!

先日お伝えしたピナリー・サンピタックのスコータイホテルでの展示風景が届きました。

ピナリー・サンピタック 展覧会情報

来る11月17日と18日の二日間、バンコクのスコータイホテルでピナリー・サンピタックのインスタレーションが展示されます。これは、乳がんの早期発見を啓発するピンクリボン・キャンペーンの一環として行われるもので、ピナリーは、主催者が集めた500枚以上ものブラジャーをピンクに染めて作品としました。両日には、ダンスやメイクアップにくじ引き大会、ワインのテイスティングと楽しそうな催し物もめじろ押し。集まった募金は、チュラロンコーン大学の乳がんセンターに寄付されます。

ピナリー・サンピタック：乳房のストゥーパ・クッカリー in Paris

パリにて、現在開催中の「タイ・フェスティバル」のプログラムの一環として、タイのアーティスト、ピナリー・サンピタックのエキシビションが行われています。６区サン＝シュルピス教会近くの区庁舎では、インタラクティブ・インスタレーション「Temporary Insanity」が展示され、また、マレ地区のレストラン「ル・トロワ」では、料理のプロジェクト「Breast Stupa Cookery」が進行しています。地元のグルメの間でも評判の高いこちらのレストランでは、期間中サンピタックの乳房状の料理の型を用いた特別メニューが提供されます。

■ ル・トロワ　-　3, rue Ste Croix de la Bretonnerie 75004 Paris
http://www.letrois.com/

■ ピナリー・サンピタックについて
http://www.mmjp.or.jp/art-u/contents/sakka/asia/pinaree/pinaree.html

「ソイ・プロジェクト」プレスパーティー＠ジムトンプソンハウス

去る８月22日、バンコクのジムトンプソンハウスにて、横浜トリエンナーレに参加するタイのアーティストやミュージシャンによるユニット「ソイ・プロ ジェクト」の記者発表とプレヴューパーティーが賑々しく執り行われました。

当日はタイの若者に絶大な人気を誇るインディーズバンドModern Dogのメンバーや取材陣、招待客など200名を超える人が集まり、まさに盛大の一言。参加者やプロジェクトの紹介が行われた後、公の場で初めてとなるピナリー・サンピタックの「乳房のストゥーパ・クッキング・プロジェクト」の試食会やミニコンサート、パフォーマンスなどが続き、お開きになったのはもう深夜近くになった頃でした。プロジェクトのメンバーはその後、準備のため続々と横浜に乗り込み始めています。

ジムトンプソンのパティスリーにて。ピナリーの型を使ったチョコレートムース。

バンコク郊外のケータリング業者の調理場にて。オーナーのお嬢さんもお手伝い。

バンコク在住のインド人アーティスト、ヴァーシャは、ピナリーの自宅にてスパイスたっぷりの郷土料理を作ってくれました。

パーティー当日、関係者の記念撮影。右から３人目がピナリー。左から２人目が「ソイ・プロジェクト」のディレクター、ウィット。

乳房の型で作られた料理その１。

乳房の型で作られた料理その２。

この日のために５名のシェフによって１ヶ月近く掛けて準備された料理は、30分も経たない内に全て来場者の胃袋の中に。（＾〜＾）

● room便り： ピナリー・サンピタック 「乳房のストゥーパ・クッキング・プロジェクト」始動！

　ピナリー・サンピタックの新プロジェクト「乳房のストゥーパ・クッキング・プロジェクト」がいよいよ始動しました。これは、彼女が長年モチーフとして用いてきた乳房、あるいはストゥーパ（仏塔）の形状をした料理用の型を使い、プロのシェフや一般の料理愛好家を招いて自由な発想で料理を作ってもらうというもの。今後世界各地でワークショップが開かれ、その過程はビデオやレシピ本として記録されていく予定です。

　日本では、９月に開幕する横浜トリエンナーレの'SOI Project'のセクションにて、次いでArt-U roomでも11月に紹介する予定となっています。またこれに関連し、来たる８月22日にはバンコクのジム・トンプソン・ハウスにて４、５名のシェフを招いたプレ・イベントも開催されます。 　詳細は決まり次第追ってHP上にてUPして参りますので、どうぞお食べ（？）逃しなく。

ピナリー・サンピタック「Temporary Insanity」@ ジム・トンプソン・ハウス

国際的に活躍するタイの女性アーティスト、ピナリー・サンピタックの個展が、今春バンコクのジム・トンプソン・ハウス内に新しく開設されたアート・セン ターにて現在開催されています。展示作品は、巨大なタイシルクの布から糸を抜き取り乳房あるいはストゥーパ（仏塔）のシルエットを浮かび上がらせた 「Breast Stupas」、真ちゅうで鋳造された器状のオブジェの内側に金箔を張り詰めた「Vessel」、および新作となるインタラクティブなインスタレーショ ン「Temporary Insanity（一瞬の狂気）」（写真）。この作品は、タイを代表するシルク・メーカーであるジム・トンプソンから素材提供された鮮やかな色彩の布に 包まれた80個ほどの大小のオブジェが、内部に仕込まれたセンサーの働きにより、来場者の足音や話し声に反応してゆらゆらと動き出すもの。日常の中で訪 れるふとした心の動揺を、彼女なりの感性で捉えた作品です。
アート・遊では昨年の個展に引き続き、本年も10月中旬にピナリー・サンピタックの個展を東京のArt-U roomで開催いたします。詳細はまだ明かせませんが、こちらもきっと楽しい驚きが待っているはずです。どうぞご期待ください。

会　場：ジム・トンプソン・ハウス内アートセンター(Soi Kasemsan 2, Patumwan, Bangkok, Thailand/Skytrain 'National Stadium)
会　期：2004年７月29日（木）〜10月31日（日）
詳　細：http://www.jimthompsonhouse.com/events/

バンコクにてピナリー・サンピタックの個展開催中

今注目のタイ人女性作家ピナリー・サンピタックの個展 'breast and beyond' が現在バンコク市内の３会場にて同時開催されています。
幼少期をアメリカで過ごし、後に筑波大学で美術とデザインを学ぶという国際的なバックグラウンドを持つ彼女は、90年代初頭より「女性の身体」をテーマとした作品を継続して発表してきました。
今回の個展は、昨年２月にバンコクのナショナル・ギャラリーで開催された大規模な個展の延長線上にあるもので、会場ごとにバラエティーに富む展示がなされています。バンコク大学会場では乳房の形状をしたクッションを床一面に敷きつめたインスタレーション、チュラロンコーン大学会場では今春の福岡アジアトリエンナーレにも出展されたタイシルクのインスタレーション「乳房のストゥーパ」と鋳造の舟形のオブジェ、そしてシーロムのオープン・アート・スペースでは木炭ドローイングと桑の繊維を染めた器形のオブジェが展示されています。女性の身体のかたちや機能から抽出されたフォルムはますます簡潔さを増し、また異なる素材で反復されつつ互いに共鳴しながら見る者を気品と優しさがあふれる居心地の良い母性的な空間へと誘うかのようです。会場および会期は下記をご参照ください。

Pinaree Sanpitak

'noon-nom' 2001-2002, organza and synthetic fiber, 200 pieces

'breast stupas' 2000-2001, 27 unthreaded silk
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Pinaree Sanpitak 'breast and beyond'
・Bangkok University Art Gallery - 3rd Floor, Bldg 9, Klueynamthai Campus,Rama IV Rd. (Sep.7-Oct.4)
・Chulalongkorn University Art Center - 7th floor, Center of Academic Resources, Phaya Thai Rd. (Sep.5-30)
・Open Arts Space - B-16, Silom Galleria (Sep.6-Oct.10)