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アートフェア東京2010開催中! [イベント情報]

今週木曜に開幕したアートフェア東京2010、早くも三日目を迎えました。事務局の発表によると、オープニングプレビューの入場者数7,711名、初日2日の入場者数12,912名。数字的には昨年並みですが、一昨年、昨年と比べると海外からの来客、特にアジア圏のアート関係者やディーラーの来場が一段と減ったように見受けられます。これは恐らく現在のアジア圏のアートマーケットの規模に対し、香港、台北、ソウル他アジア各都市で開催されるフェアの数がここ数年の間に急に増え、出展するギャラリー側も購入するコレクター側も双方共に参加するフェアの選択肢の幅が広がったことと関係があるように思えます。フェアへの参加を決定するには、出展料だけでなく、作品の運送やアクセスの利便性、現地の美術品に対する税制度など様々な要因を考慮する必要があるのですが、出展者として一番重要な判断基準となるのは、そのフェアが購買層となる顧客をどれだけ多く呼び込める見込みがあるか。また、フェアが開催される都市や地域が今後マーケットとして発展する可能性をどれだけ秘めているか。増え過ぎた様にさえ思えるアートフェアが今後存続していくには、フェアと同時に特定のテーマに基づくプラットホームを併設したり、出展ギャラリーのクオリティーコントロールをきちんと行なったりと、他のフェアとの差別化やブランド化への工夫が必要になってくるものと思われます。今回5回目を迎えるアートフェア東京に参加して感じたのは、開催内容や関連イベントがややマンネリ化してきたように見えること。日本を代表するだけでなく、アジアを代表するアートフェアとして今後生き残っていくためには、次回開催に向けて根本的に戦略を練り直す必要があるように思えますがいかがでしょうか?

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Art-U roomのブース展示。昨秋開催したアヌ・トゥオミネンの「レクリエーション」とカロリーナ・ラケル・アンティッチの「夕暮れ」からの作品を中心に展示を行なっています。

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ブース別角度より。アヌさんとカロリーナは直接合ったことはないのですが、roomで預かっている作品を見てお互いに相手の作品を気に入っていると言っていました。そのためか二人の作品を一緒に展示してもしっくりきています。


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パリのアートフェアに引き続き、友人のアルセーヌに沢山手伝ってもらいました。昨日は伊豆より愛しの妻とお嬢ちゃん二人も応援に駆け付けてくれてご満悦な様子。

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