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タイ出張記(チェンマイ-パイ編) [海外出張記]

昨日タイより戻ってきました。今回の出張の主目的は、バンコクの Tang Contemporary Art で開催中のカミンの個展「...Wrong Place」レセプションパーティーの立ち合いでしたが、先に入ったチェンマイ滞在中に件のデモ隊の爆弾騒ぎがあったりと一時はパーティーの開催も危ぶまれる事態に…。それでも何とかつつがなくレセプションは開催され、一昨年末の様に空港も封鎖されることもなく無事帰国することができました。現地ではサイアム近辺の道路がバリケードで封鎖されていたり、シーロム通りでは銃を手にした兵士があちこちに立っていたりと緊迫したムードも漂っていましたが、それ以外の場所では人々は普段通りに過ごしている様子で、スクンビットにある高級デパートエンポリアムは大勢の買い物客で賑わっていました。バンコクの前に滞在したチェンマイは騒乱の気配もなく平和そのもの。カミンと北部の山村パイに小旅行をしたり、一足早い夏休み気分を味わう事もできました。その模様は続きにて。

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アートパリ途中経過 [海外出張記]

現在出展中のARTPARIS+GUESTS。今週月曜に東京仮面1号&アルセーヌとパリ入りして以来連日の大忙しでしたが、早くも残すところ2日となりました。このフェアには今回初めて参加したのですが、他ギャラリーのブースにはアンフォルメルやシュポール=シュルファス系の作品も見られるものの、全般的に思ってた以上にコンテンポラリー寄りで、また写真作品の展示が多いのが特徴的に思えます。今回Art-U roomのホストギャラリーとしてタッグを組んだ acte2galerie も写真専門のギャラリーなのですが、敢えてブース内を二つに分断せず、写真と東京仮面の立体作品を緩やかにミックスする作戦が予想以上に功を奏して吸引力のあるブース展示とすることができました。来場者の方も初日のプレヴューより大入満員で、全般的に赤丸の付いている作品は少ないものの大いに手応えの感じられるフェアとなっています。以下現場の模様を写真にてリポートします。

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会場となるグラン・パレのエントランス。作品搬入のトラックがずらりと並んでいます。

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上海出張記 後編 [海外出張記]


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上海最終日。ホテルで朝食を取りながらアルセーヌと共に今日のプランを練ったところ、少しはアートを離れて観光しようということになり寺に行く事に。訪ねたのは市の南西部にある龍華寺という古刹。境内にはほとんど観光客もおらず、静かに祈りを捧げる地元の方がまばらにいるだけ。きれいに掃き清められた石畳にお線香の香り。二人とも寺の癒しパワーですっかりリフレッシュし再び街へ繰り出すことへ。





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上海出張記 前編 [海外出張記]

昨日上海より戻ってきました。今回の主目的はアートフェアShContemporaryの視察でしたが、同行したアルセーヌ氏と共に三日間他にもかなりハードにあちこち見て回り、まだ頭の中が少々ぐるぐる回っている感じがします。見るのが忙し過ぎて余り良い写真が撮れませんでしたが以下に一部紹介します。

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ShContemporaryの会場上海展覧センター。近代的な高層ビルに囲まれたスターリン様式のこの建物は第二次大戦後にソ連の援助で建てられたもの。更に溯り日本軍による占領以前この敷地には、イラク出身のユダヤ人富豪が建てた仏僧のための学校があったのだそうです。上海という都市に刻まれた歴史を感じます。

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オセール、パリ [海外出張記]

先週フランスより戻ってきました。友人アルセーヌのお嬢ちゃんの洗礼式は、神父さんの都合で直前に延期となってしまいましたが、それでも彼の家族や友人達と会食したり、近郊のワインカーヴや教会を巡ったりとフランスの田舎を満喫してきました。

パリでは美術館やギャラリーを回りましたが、特に印象深かったのはいずれも写真の展覧会。Jeu de Paumeでは巨匠リチャード・アヴェドンの回顧展。8区の写真専門ギャラリーacte2で開催中だったJohn Stewart展(何とこの写真家は、大戦中日本軍の捕虜として「戦場にかける橋」のモデルとなったクウェー川鉄橋の架設工事に従事したという経歴を持つ)。それから東京仮面の二人と一緒に訪れたマレのKarsten Greveで見たYiorgos Kordakisというギリシャの若手写真家の個展もかなり良かったです。

さて、Art-U roomでの次回展覧会は10月18日より始まるワー・ヌの「日の出」展となります。先日ヤンゴンより日本への入国ビザが無事取れたと連絡もありホッと一安心。初日18日の午後5時より、彼女と彼女のパートナーのトゥン君を迎えてオープニングパーティーを開きますので皆さま是非お立ち寄りください。

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アルセーヌの実家は古い農家を改装した大変趣きのあるお家。洋梨が実る庭の先には小麦畑が広がっていて、更にその先にオセールの街並みが見渡せる。

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週末の昼食会終盤の模様。この日はアルセーヌの兄弟や幼なじみらが集まりたいそう賑やかでした。この後卓上に20種類程のお酒のボトルが並び延長戦へ。正午過ぎに始まった食事会も気が付いた時には5時を回っていました…。

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翌日納屋を改装したミミおじさんの写真スタジオで記念撮影。左から二人目の赤ちゃんが、今回洗礼式を受ける予定だったワコちゃんです。

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パリの夜のお気に入りの散歩コースは、セーヌ河畔からポンデザールを渡りルーヴルのクール・カレに抜けるルート。この晩はストリート・ミュージシャンが奏でるアンニュイなサックスの音色が広場に響きわたり格別な雰囲気でした。

タグ:フランス
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東南アジア3都市反復横跳び 2008(バンコク最終編) [海外出張記]

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チャオプラヤー川の夕暮れ。

8月5日
早朝にハノイのホテルをチェックアウトして空港へ。お昼前にバンコクに着き、一旦ナムトンさんのギャラリーに寄って、カミンにチェンマイから送ってもらった出来立てのブロンズ像を手持ち用に梱包した後ホテルへ。そろそろ旅の疲れも溜ってきたし、晩にはナムトンさんの家族と会食する約束をしているので午後はのんびりホテルで過ごすことにし、取りあえず水着に着替えてプールサイドに寝転がる。最近良く利用しているのはReno Hotelというサイアム近くのホテルで、一泊1,500バーツ(約5,000円)という手頃な値段ながらロケーションも良く部屋もこぎれいで、おまけに小さいながらもプールまで備わっている。もう一つ、The Atlanta HotelというスクンヴィットのSoi 2にあるホテルも、まるでウォン・カーウァイの「花様年華」に出て来そうなレトロな内装が素敵なのだが、残念な事に客室の設備が今一つなので最近は泊まってない。(*補記:2010年春に上記のReno Hotelに宿泊しましたが、隣に高層ビルが建設中で工事音がうるさく、また残念ながらプール際の視界も遮られてしまったので、それ以降このホテルは利用していません。)

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東南アジア3都市反復横跳び 2008(バンコク・ハノイ編) [海外出張記]

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喧噪に包まれたハノイ旧市街の通り。

8月2日
バンコクに着いた翌朝、同じく昨夜メルボルンでの展覧会から戻って来たカミンの携帯に電話すると、チャトゥチャにいるとのこと。BTSの最寄り駅Mo Chitで待ち合わせすることにする。チャトゥチャは週末だけ開かれる大規模なウィークエンド・マーケットで、だだっ広い構内に洋服からアクセサリー、雑貨、骨董品などのお店がみっちりと軒を連ねている。カミンのお目当ては骨董屋で売られているアンティークの仏像で、普段住んでいるチェンマイからバンコクに来る機会がある毎に、こうしてこのチャトゥチャに寄っては仏像を見て回り、特に気に入ったものがあれば買い集めているらしい。彼自身仏像の様な作品(正確に言うなら、仏像の姿を借りた彼自身および現代人の寓意的肖像)をいやという程作っているし、何もわざわざコレクションしなくても、と思うのだが…。

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東南アジア3都市反復横跳び 2008(ヤンゴン編) [海外出張記]

東南アジアの出張記、お盆休み中に大阪の実家でアップしようと思っていたのがオリンピック漬けの日々を送りすっかり怠けてしまいました。それにしても世界には知らない国がまだまだ沢山ありますね。一先ずミャンマー編にて。


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ヤンゴンの通り。

7月29日
早朝に東京を出発し、バンコクでの乗り継ぎを経て約14時間後にヤンゴン空港に到着。いつの間にかすっかり新しくなった空港に戸惑いながら出口に向かうと、ガラス越しに出迎えに来てくれたトゥントゥンのシャイな笑顔が見えた。イミグレーションの先ではワー・ヌが待っていてくれて3年振りの再会を喜び合う。二人は共にヤンゴン文化大学出身のアーティスト夫妻で、トゥントゥン(トゥン・ウィン・アウン)は第2回、ワー・ヌは第3回の福岡アジア美術トリエンナーレの出展作家でもある。今回ヤンゴンを訪れたのは、今秋Art-U roomにて開催するワー・ヌの2度目の個展「日の出」展の打ち合わせのためで、本当はもう少し早く来る予定だったのが、5月にミャンマーを襲ったサイクロンの影響で延び延びになってしまっていた。なかなか出てこない荷物をようやくピックアップすると、ワー・ヌの弟が運転する車に乗り込み近況を交換する。二人の間には前回の訪日後に初めての赤ちゃんが生まれた。パーヌという名前の女の子で、ビルマ語でピンク色を意味するそうだ。心配していたサイクロンの被害はヤンゴン市内ではそれ程大したことなかったようで、公園の木が倒れたりした程度だったらしい。ホテルに着いてチェックインを済ますと、同じ建物にあるレストランで夕食を取る。前回東京での個展の際に集まってくれた彼らの友人の留学生達やミャンマーの美術界の近況など話題は尽きないが、家で二人の帰りを待っているに違いないパーヌちゃんのことを思い、早めに切り上げて明日彼らの家を訪れることにする。今回初めて滞在するThamada Hotelの部屋は少々古めかしいけど広くて清潔。ちゃんとお湯も出たのでゆっくりとシャワーを浴び就寝。

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タイ出張4泊5日 [海外出張記]

先週久々にタイに出張してきました。短期間でしたが、作家や知人たちと旧交を温め、また色々と面白い場所も訪れることもでき大変充実した旅となりました。その模様を日記風にまとめてみます。

12月2日(日)
夜明け前の暗い内に新宿の自宅を後にしリムジンバスで一路成田へ。バンコクの新しい玄関口スワンナプーム国際空港で乗り継ぎを経て同日の晩7時前にチェンマイに到着。空港に迎えに来てくれたカミンの車に乗り込み、近況を語り合いながら早速彼のスタジオに向かう。今回の出張の一番の目的は、カミンがこれから制作に入るブロンズの彫刻シリーズの打ち合わせ。既に5体程の試作が完成しており、制作コンセプトを確認しながら、エディションの数や必要な制作費の算段を決めていく。結局24体のセットを8部作ることとし、2009年春にArt-U roomで発表することに落ち着く。



ブロンズの試作の内の1点。カミンはこれに先立ち2年掛かりでバーツ紙幣を用いた彫刻木彫の連作、それぞれ366体からなる大作'Sitting'を完成させているが、今回のブロンズはこれらとは別のシリーズ。座禅を組んだポーズは共通しているが、日記風に作られた前作のエッセンスがぐっと凝縮されたものとなるはずだ。

 

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北京アートフェアに出展 [海外出張記]

第1回目となる北京でのアートフェアーにアート・遊が出展しました。出展画廊、来場者ともにレベルが高く、初めての試みながら、非常に洗練度の高いアートフェアーとなりました。

●中国国際画廊博覧会 China International Gallery Exposition
会期:2004年4月22日〜4月26日
会場:中国国際科学技術博覧会センター(北京)


オープニング式典の様子


会場内の様子


アート・遊のブース


オープニングパーティーの様子


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