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チェンマイ ー チェンライ ー バンコク [海外出張記]

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バンコクのチュラロンコーン大学での展覧会オープニングに立会った翌日早朝、カミン並びにナムトン・ギャラリーのオーナー、ナムトン氏と共にチェンマイへと向かいました。現在カミンとは、'Before Born After Death'(生前死後)というドクロをモチーフとした彫刻シリーズのプロジェクトを進行中で、三年前に制作を開始したこのシリーズもいよいよ完成間近。制作状況を確認すると共に、お披露目となる展覧会日程の打合せを行ないました。また、ちょうどその週末には、チェンライでArtBridgeという新しいアートスペースのオープニングがあったのでそちらへ出掛け、慌ただしいながらもとても充実したタイ北部出張となりました。詳細は下の続きにて。


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こちらが完成間近の'Before Born After Death'(生前死後)の彫刻。一昨年のArt Stage Singaporeにて展示した同タイトルの絵画シリーズと同じモチーフを立体化したもので、陶器とブロンズ製のもの、それぞれ12イメージから成ります。


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陶器の制作担当をしているジュン。カミンのアシスタントをしながら陶芸作家として自分の作品を作ったり、時には友人の陶芸アトリエの手伝いをしています。


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カミンの自宅兼アトリエのある敷地に作られた仮設の陶芸工房。左手前に見える白いドラム缶のようなものはジュン自作の焼き窯。


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カミンが隠居用に購入したという土地を見学。カミンは以前この近くに同じ目的で別の土地を購入していたのだけども、意図せずそれが 'The Land' というアートプロジェクトに発展してしまったため新たに買い直したのだという。いずれはこの土地の真ん中に小さな庵を建て、そこで孤独に瞑想したり文章を書いたりして過ごしたいのだと本人は言う。


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こちらはチェンマイの目抜き通りニマンヘミンにある人気スポットiberry Garden。タイの国民的コメディアン、ノート=ウドム・テーパーニットが経営するアイスクリームカフェのチェンマイ店で、この日も若者たちで大賑わいでした。


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こちらは同じニマンヘミン通りにあるGallery Seescape。同じ敷地内にはお洒落なデザインショップやカフェもあり、チェンマイのヒップな若者たちの集い場になっています。


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翌朝日の出と共にチェンマイを出発し、カミンの運転する車で一路チェンライへ。


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山を越え3時間程で到着すると、まずはチェンライ在住のアーティスト、アンクリットを訪問。彼は実家の食堂を手伝いながら精力的に作品の制作・発表を行い、また、食堂の2階にてAngkrit Galleryというギャラリーを運営しているタイアート界若手のホープ。最近ではキュレーターとしての仕事の依頼も増え、2011年にバンコク芸術文化センターで開催された 'Chiang Mai Now!'や、今秋開催される 'Singapore Biennale 2013' のタイ部門のキュレーションを任されています。写真は、カミンが気に入って購入したアンクリットの旧作を持つナムトン氏(左)とアンクリット(右)。


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更にアンクリットは父親の農場の管理も行なっていて、自然農法や家禽の飼育にもチャレンジしています。


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夕刻、本日オープニングを迎えたArtBridgeChiangRai (ABCR) のセレモニーへ。ものすごく多くの人が集まってきています。


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建物に入るなりこの人だかり。それというのもタイ画壇を代表する巨匠タワン・ダッチャニー氏によるライブ・ペインティングのパフォーマンスが行なわれていたからです。写真下中央がパフォーマンスを終えたダッチャニー氏。そしてその隣には、今やチェンライきっての観光スポットとなった「ワット・ロンクン」(別名「白亜の寺院」)の建立者チャルーンチャイ・コーシピパット氏。最初このABCRは、公共からの助成を受けずに、地元のアーティストたちの寄付だけで建てられたと聞いていたので、その割には随分と立派だなあと思っていたら、なるほど、こうしたトップクラスのアーティストが協力していたのか。


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こちらは展示スペース。この他に陶器や織物などを並べたショップも併設されていて、こうした作品や雑貨を販売したお金で運営費をまかなっていくそうです。


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美味しそうな料理が盛り沢山並んだ盛大なパーティー。中庭ではタイの伝統舞踊や音楽等の催しもありました。上の写真はタイの有名な竹笛奏者アーニット氏の演奏。


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その後バンコク大学ギャラリーのスタッフの方々らと合流して市内のカフェで二次会。途中からお酒占い的なものが始まり一同大盛り上がりの図。


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賑々しい一夜を過ごした翌朝、チェンマイへ戻る前にアンクリットの食堂に立ち寄りちょっと挨拶、のつもりが何故かまったりムードに。と、そこにダッチャニー氏ご夫妻が来られてご朝食(写真奥)。アンクリット食堂の看板メニューであるモツ入りスープ「ガオラオ」は地元では有名で、ダッチャニ−氏も良く食べに来られるのだそう。氏は食後にこちらのテーブルに来られて、ご機嫌なご様子でジョークを交えた面白話を連発され一同大爆笑。タイ語の分からない僕のためにも、片言の日本語を交えながら、日本の某美術館を訪ねた際に門前払いを食った話を披露してくれました。普段はいつも厳めしい表情で近寄り難いオーラを発している巨匠の、意外な一面を見た思いです。


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その後アンクリットが見せてくれたのがこちら。最初は本の表紙の印刷見本かな、と思ったら、現在友人らと進行中のコンセプチャルな作品らしい。それぞれ本の表紙のようにタイ語で「空中の短編集」という意味の表題が記され、裏表紙には目次らしきものが印刷されているが肝心の中身がない。アンクリットの説明によると、話の内容を知りたければ、このカバーを購入しチェンライまで持って行けば彼と彼の友人が物語を直接口述してくれるらしい。面白いので2種類仕入れて、帰国後早速roomの店頭に置いてみました。価格は各200バーツ(本日のレートで約700円)。但しチェンライまでの旅費は含まれていませんのでご注意を。


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チェンマイに戻りカミンの家族とディナーをご一緒した後、チェンマイ名物のウィークエンド・マーケットへ。以前来た時よりも更に規模が大きくなっていて、中国人旅行者がものすごく増えているのに驚きました。


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翌朝バンコクへと戻りBACC(バンコク芸術文化センター)にて展覧会を鑑賞。


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BACCの2階には、以前チェンマイにあり、地元のアーティストたちが夜な夜な口角泡を飛ばしながら激論を戦わせていたジャンの日本食レストランが昨年より移転して入っています。日本人とのハーフであるジャンはアーティストとしても活動し、また友人と組んだコンセプチャルバンド 'Yonyang'も大変話題となっています。なお、ソンクラーン明けの今月20日からは、アリー地区にあるナムトン・ギャラリーにて、このYonyangを含む活きのいいタイの若手作家のグループ展 'Uncensored' も開催されます。


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こちらは訪問時ナムトン・ギャラリーにて開催されていたタイとフランスの女性アーティスト6名によるグループ展 'Eternity' よりピナリー・サンピタックの作品。彼女が2005年より行なっている料理のプロジェクト 'Breast Stupa Cookery' で用いているおっぱい型のクッキング・モールドと、その型に花や野菜を入れて氷らせたオブジェをピナリー自身が撮影した写真作品が展示されていました。


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日本に帰る最終日、ピナリーの自宅にお邪魔して朝食を頂きながら5月のイベントの打合せ。彼女は現在三重県立美術館に巡回中の「アジアをつなぐー境界を生きる女たち 1984-2012」に作品を出展していて、来月中旬には福岡に続き再びワークショップ開催のため来日します。そしてその後東京に移動し、roomにも近いイベントスペースROCKETにて、5月23日(木)〜25日(土)の3日間、日替わりでゲストシェフを招き食のイベントを開催します。詳細は近日中にお知らせできるように誠意準備中ですのでどうぞお楽しみに!


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