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チャン・ユンチア個展 in シンガポール [Chang Yoong Chia]

今日ギャラリーに来てポストを開けると、マレーシアのアーティストチャン・ユンチアからの手紙を発見。ちょうど昨日からシンガポールで始まった個展の案内かな、と思って封を切ると、何とも素敵なコラージュ作品が出てきてました。実は彼は昨年初頭より切手を素材とした作品の制作に取り掛かり、海外の友人達に使用済みの切手を募っていたので、僕も家にあるものやヤフオクを通して入手したものをまとめて送ったのですが、そのお礼にわざわざ作品を作って送ってくれたのでした。

シンガポールでの個展では、横幅1メートルを超える世界地図"The World is Flat"(平坦な世界)をメインに、歴史や神話等を題材とした作品が展示されます。いずれも世界中から集まった切手や印紙に印刷された図像を切り抜き貼り合わせるという大変手の込んだ手法でできていて、インターネットの普及により次第に廃れつつある「切手」という存在、あるいは「切手」に象徴される郵便というコミュニケーション手段を基盤としていた時代に対するオマージュとなっています。
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■ Chang Yoong Chia "The World is Flat"
会 場:Richard Koh Fine Art, 71 Duxton Road, Singapore
会 期:2011年8月12日〜9月2日

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完成まで約9ヶ月を要したという"The World is Flat"(平坦な世界)。一見信じられませんが、全て切手のコラージュでできています。


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東アジア部分のアップ。日本は先の大戦の際の侵略者として触手を伸ばす巨大なタコとして表され、また同時に被害者として原爆のキノコ雲のモチーフで表されています。


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ユンチアから届いたコラージュ。どこの国の切手か、極彩色の蝶々たちと共に昇天する聖母子とガンジーの肖像。右上にはやはり切り抜いた文字で献辞も入っています。最近は旅先から友人に絵はがきを送るなんてこともしなくなったけど、こうしたちょっとしたサプライズが届くと、郵便という手段もまだまだ捨てたもんじゃないなあと思います。

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11月18日 追記:
その後ユンチアの上記作品「the World is Flat」はアジア・太平洋地区の現代アーティストを対象とするアワード Signature Art Prize 2011 にノミネートされ、シンガポール美術館にて他の最終選考作家の作品と共に展示されました。惜しくも入賞は逃しましたが、15名のファイナリストに選ばれただけでも大したもの。おめでとう!ユンチア。


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