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トゥン・ウィン・アウン&ワー・ヌ「幾つかの(白い)作品」展開催中 [展覧会 / room]

roomでは、ミャンマー(ビルマ)のアーティストカップル、トゥン・ウィン・アウンとワー・ヌによる「幾つかの(白い)作品」展が始まりました。今回の展示では、二人が子供の頃に慣れ親しんだマンガやおもちゃ等、想い出にまつわる品物が集められていて、いずれの品物も、時が経つと共に次第に記憶が鮮明さを失っていくように、白い絵の具のレイヤーで断片的に塗りつぶされています。この作品は現在も進行中のプロジェクトで、最終的に千個の品物が集められるまで続く予定です。会期は今月28日までですので、ぜひご覧下さい。(8月15〜22日は夏期休廊となりますのでご注意下さい。)

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展示風景。床にはトゥンが子供の頃に遊んだ手作りのボートや、ワー・ヌのおじさんや弟たちが遊んだというサッカーボールが置かれています。


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70〜80年代にミャンマーで流行したコミックシリーズの1ページを用いた作品。ヤーイという少年が主人公で、悪人や侵略者達から村を守るというストーリーだそうです。他にもワー・ヌが子供の頃に描いた絵や、二人の娘パン・ヌー(5才)の描いた絵も並んでいます。


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レセプションも無事終了したところで記念撮影。二人は先のブリスベンでの第6回アジア-パシフィックトリエンナーレシンガポール美術館での映像展に続き、今秋開催の広州トリエンナーレへの参加も決まっており、今後ミャンマーの現代美術を代表するアーティストとして更なる活躍が期待されます。


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日本滞在最終日、作家の吉野祥太郎さんがディレクションを行なう下北沢のアートバーSTUDIO AKATにお邪魔しました。ちなみに吉野さんは以前ヤンゴンで滞在制作を行なった際に現地で二人と知り合いました。このスペースは先月オープンしたばかりで初めて訪れましたが、どこか隠れ家っぽい雰囲気で、ライブや展覧会など小規模のイベントを行なうにはもってこいな感じです。

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